秋晴れの中、山梨は甲府に来ています。
大正6年(1917年)創業のワイナリーがあるというので訪れてみました。
サドヤワイナリーです。
江戸時代から続いた油屋「佐渡屋」がサドヤ洋酒店へと転業したことから始まったそうです。
広大な敷地内にはチャペルもありました。ワイナリーウェディングなんて素敵ですよね♡
今回は地下ワインセラーの見学ツアーを申し込みました。
エントランスからワインブティックへ入ると整然とワインが並んでいます。
ワインブティック内のカウンターで受付と支払いをし、時間になったらツアーが始まります。
3000L級の大きな樽を解体して作ったという扉。こちらが地下セラーへの入り口。
扉を開けると地下壕独特の匂いがして何だか冒険のようでドキドキします。
葡萄からワインができるまでの工程を説明してもらい、昔実際に使われていた除梗機などを見せてもらいます。
年季の入った圧搾機。50年くらい前は全て手作業で行っていたので生産量も限られていたそう。
コルク栓に成形される前の樫の樹皮などにも触れることができます。
酵母が果汁の糖分をアルコールと二酸化炭素に分解していく過程を発酵と言います。
発酵を終えて、ワインは自らを語り始めます、と。
このタイル張りの各部屋が昔はワイン貯蔵槽として使用されており、直にここに保管されていたそうです。
年代物の瓶が並びます。
廊下側に先程見た貯蔵槽への入り口がありここを潜り抜けて中へ入り清掃を行っていたそうです。
次はワイン樽の保管場所へ。
樽&ワインの香りがしっかりと漂い、ワインラバーなら誰しも堪らない空間。
チャペルではなくこちらのセラー内で人前式ウェディングをするカップルもいるのだとか。
樽の製造日、ワインを詰めた日、容量、ワインの種類などのメモ書きが。
樽で熟成したワインは次に一升瓶に詰め替えて保管されます。
そして最終的に720ml瓶へ詰められ、ラベルを貼られて売り場に並ぶそうです。
約700坪に及ぶ地下ワインセラー見学ツアーは圧巻でした。まさに温故知新。
ツアー最後はお楽しみティスティングタイム✨
11月3日に解禁となった山梨ヌーボー、サドヤヴァンロゼを頂きました。
綺麗な淡い桃色。ロゼだけど甘さは無く、すっきりと飲みやすい辛口でした。
ツアーは終了。後はブティック内にカフェスペースがあるのでそちらへ移動。
個々に気になるワインをティスティングしました。
オルロージュ樽熟成と甲州シュールリー。
100年の歴史に思いを馳せながらワインを味わえました🎵
店名:サドヤワイナリー(SADOYA WINERY)
住所:山梨県甲府市北口3-3-24
アクセス:甲府駅徒歩5分
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